※できるだけ直接的な表現は避けていますがシンエヴァの結末の方向性についてだけ語っている部分があります
面白い考察はありません。文字通りエヴァに人生を左右された「子供」の自分語りでしかなく稚拙な文章です
あと気持ち悪いよ
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みんなこれからどうするの?
上映が始まって、物語の終盤に差し掛かっても変わらず
「もうどんなベタベタでも王道でも構わないからハッピーエンドで奇麗に終わって
俺を綾波から解放してくれ頼む庵野」と
本心から望んでいたはずなのに
作品が終わって、席を立てない
しかしこのご時世だ
退場のルールも劇場からしっかり説明があって
自分は出口から近い席だったので自分が立たないと後の人が詰まってしまう
三時間同じ体勢で鑑賞していた体の重みの何倍もある心の重みを
やっとの思いで抱えて立ち上がり帰路についた
終わってしまった・・・終わってしまったよ
もう大人になるしかないじゃない
ここから自分の昔話になる
シンエヴァを観てきて感情をコントロールできずにいる
まだ公開初日だ
心を落ち着かせる為にSNSで吐き散らしたりとか
そういうわけにもいかない
どうしようもなく筆をとった
この記事を公開するかしないかも考えてすらいない
そういうわけで面白い記事になるわけがない
ただただ書き殴る予定だ
今何かの偶然で見ている方は
時間を無駄にする前にとっととブラウザバックした方が良い
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〇〇〇が無かったら〇〇〇は無かった
あの時のあれが無かったら今の自分は無かった
こういった所謂、人生の分岐点のようなものは誰にでもよくあることで
(極論、「両親の存在が無かったら自分は存在しなかった」だけは人類共通のはず
それこそ綾波レイでもなければ)、
自分も例外ではないのだが
自分にとってエヴァとは
前述した両親がいなかったら云々に次ぐレベルの大きな人生の分岐点だった
自分の事を知っている人間しかこれを見ていない前提で書いているが
エヴァと出会っていなかったら
おそらくほとんどの人と出会っていない
エヴァ以外のアニメも観ていなかっただろうし
ゲームもシューティングや艦これなんてもってのほか
カジュアルに幅広く遊ばれているような作品しか触れなかっただろう
同人文化なんか絶対に知らなかっただろうし
エロゲだってそうだ
自分のオタク文化のすべてはエヴァが無かったら間違いなく無かった
恥ずかしながら自分はろくでもない思春期を送っていた
まあまあ尖っていた
笑える昔話が本当は沢山あるんだけど、こういう話ってワシの若いころは的なとこあってすごく恥ずかしいんだよね
なので初めてネットを通じて知り合ったそういう趣味友達と会うことになった時は
見た目も話し言葉もかなり気を使ってギクシャクしていたのを覚えている
結局初対面で挨拶した時は、グループ内にいた女性に小走りで物陰に逃げられてしまったのだが。
それからはすぐだった
ネットで同じ趣味を持つ人間で集まるということにのめりこんでいった
実際会って話すのも他に代えがたい楽しさがある
最初は意識して頑張っていたことも(言葉使いなどの点)慣れていくもので
人間的に相当に丸くなったと思う
そして
この全ては エヴァが無かったら無かった
エヴァに更生させられたと言っても過言ではないのだ
新劇場版が発表された頃
TV版&旧劇場版が大好きだった自分は不安しか無かったが
見事にそれを破ってくれた
新劇場版は本当に良い作品だった
他にも大好きなアニメは沢山ある
大好きなキャラも沢山いる
でも好きになるキャラの基盤になっているのが
間違いなく綾波レイだった
自分の中で綾波は絶対の存在になっていた
それ自体は決して悪いことではないし
性癖まで左右されてしまった気がするがさして問題ではない
「艦これ」というブラウザゲームを始めた
友人に勧められていたのだがあまり気に入る部分を見つけられず
敵キャラのデザインが良いなあと思っていた自分は
敵キャラが自軍で使えるようになったら教えてくれ~なんてほざいていた
数か月後、ヴェールヌイというキャラが実装された
キャラデザを目にし、ボイスを聴いて、すぐに艦これを始めた
言うまでもなく、物静かで色素の薄いキャラだった
さてこのゲーム、軍艦を擬人化したゲームである
・・・「綾波」がいるのだ
とても強いキャラクターだ
艦これのキャラには「レベル」が存在する
DQやFF等にもよくあるあれだ
通常、このレベルの上限は99なのだが
上限を上げる手段がある(2021/03/09現在175まで上げることができる)
指輪を買い、それをキャラに渡す
その名も「ケッコンカッコカリ」というシステムがそれにあたる
自分は艦これの綾波に指輪をあげることができなかった
人によってはくだらねえそんなことと思うだろう
自分にとってはそうではないのだ
自分のゲームに対するモチベーションや原動力は
大きく分けて二つあって
一つはここでは長くなるので言及しないが
もう一つはシナリオや背景や設定、デザインまで含めた「キャラ」なのだ
同時に全てのキャラを差異あれど好きでいたいと思っているし
好きでいられるのは自分の長所だと思っている
ゲームなんてプロでもない限り自己満足だ
自分はキャラで嬉しくなって楽しくなってニヤニヤできて
それがモチベーションに繋がって実績や結果の方向にもモチベが向く
そうやってゲームを楽しんできた
名前が一緒というだけで縛られてしまっている
キャラ自体は嫌いではないのに、だ
これは自分にとって、「あーこのキャラとはケッコンカッコカリできないやw」と
笑って過ごせる問題ではなかった
綾波レイの存在が絶対とはいえ
今リアルタイムで一番熱中しているわけでは当然なく
気持ち悪い例えをするが
要するに昔の恋人である
元カノ・・・本当にあの頃は好きだったな 一緒に過ごした時間も幸せだった
人生で一番好きだった人だった
これならば良いのだが
今の自分はまさに
未練があって元カノが忘れられなく
それが現在に影響を及ぼしているといった状態である
なにいってんだこいつ
そしていつしか
という方向に思いがシフトしていった
理由のひとつに、新劇場版:序が公開されてからの年月が
あまりにも長いというのもあるかもしれない
とも思ったが
自分は作り手側が話を綺麗にまとめずに
受け手に考える余地、余韻を残す
ずるいタイプ(あえてこう表現する)の作品が好きだったので
おそらく綾波レイの存在の大きさが無かったら
このまま終わる終わる詐欺で一生続いても
文句は言いつつ楽しんでいたような気がする
・・・さすがに先に自分の人生が終わってしまったら
成仏できないかもしれないな
そんな自分が、冒頭で述べたように
「もうどんなベタベタでも王道でも構わないからハッピーエンドで奇麗に終わって
俺を綾波から解放してくれ頼む庵野」
とまで思いを発展させて
公開日を心待ちにし
劇場へと足を運んだのだった
なんだあれは
嫌だった
自分はエヴァから離れたくなかったんだ
気付いたときにはもう遅かった
シンエヴァは自分が想像し得る綺麗な終わり方をはるかに超え
あろうことか希望に満ち溢れていた
置いていかれてしまった
心に穴どころかLCL化して且つ意識が残ってしまっている感じ
あれだけ開放してくれと叫びつつ
自分は卒業の準備が全然できていなかったと気付かされた
作品が完結したことが作品と離れることとイコールではない
それはわかっているが
これはエヴァなんだよな・・・
あれだけのカオスに急に決着がついて
長いトンネルを抜けた直後のように
眩しくて現実を直視できないでいる
たちが悪い
エヴァありがとう ありがとう庵野という思いが
前述の喪失感と共存しているんだからもうどうしようもない
・・・
あんな最終章になると思うかよ
エヴァなのに・・・
エヴァなのにってなんだよ
涙が止まらん
最高だったよ
終わらせてくれてありがとう
終わらないでくれよ
チルドレンのままでいたかった
けど
大人になるしかないんだろうな
書き殴って少し落ち着いてきたかもしれない
書いてよかった
この気持ち悪い文章とも言えない文章
公開するの恥ずかしいな
今好きなものに
きちんと目を向けよう
いや、エヴァのこと考えなかったら
熱中している目を向けている事なんて
沢山あるんだけどね
エヴァを大好きなままさよならする「努力」をしよう
受動的でなく能動的に
本来さよならって言葉使う必要ないんだけど
公式がそう表現してるからね
これを書いたのは第一歩だ
自己供養が少しできた
この世界は面白いことで満ち満ちているって
ミサトさんも言ってたしな
ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおあああああああああああああああああああああああああああああああああああ